将来性は?
景気の長期低迷傾向にある現代社会において、税理士に期待される仕事は、単に税務・会計に関する分野だけにとどまらず、企業の経営そのものに関わる分野にまで、拡大しています。そして、今後ますます関与先企業のニーズの高度化、多様化に応じて、特定のテーマを掘り下げ、そこからビジネスフィールドを拡大していく特化型税理士の活躍にも注目があつまり、一般企業においてもスペシャリストとしての需要が高くなっていくことでしょう。税理士資格は、独立開業、勤務、そして経営の中枢へと、経済活動のあるところ本当にさまざまな分野・地域で活用できる価値ある資格なのです。税理士は、現在年間5万人以上の方が受験し、特に女性の進出も目立っています。
将来の活躍の場
●独立開業
8割以上の税理士が独立開業しています。自分の創意工夫が仕事に活かせ、努力の成果がすべて結果として反映します。「仕事」・「やりがい」・「収入」、すべて自分自身の努力次第です。これが自分で事務所を持つという自由業の魅力です。さまざまなクライアントを通じて、さまざまな仕事を行うことにより、より一層自己実現の場が拡がるでしょう。
●税理士事務所等勤務
税理士事務所・会計事務所等に勤務して、コンサルティングや国際税務、資産承継等、クライアントのニーズに応じたさまざまな仕事を行います。個人の得意分野ごとにチームを作り、仕事に取り組むケースが増えています。更に、税理士法人の場合には支店開設をして全国展開をする等、組織戦略に発展性があり、今後の仕事に大きな可能性を秘めています。
●一般企業勤務
銀行・証券会社・保険会社といった金融業界をはじめ、一般企業の財務部門で経理・財務の専門知識を活かすスペシャリストとして活躍していきます。社内情報を活用して奥が深い仕事ができるため、経営に関するさまざまな提案ができる等、経営に携わる広範囲な仕事が行える魅力もあります。
●コンサルティング会社勤務
企業の財政状態、経営成績をもっとも把握している税理士の知識・経験は、企業の経営戦略には不可欠です。資金計画や投資計画の作成など、経営のパートナーとしての役割を担うことが期待されています。
●税理士法人勤務
税理士法人とは、2002年4月から新税理士法の施行に伴い、特別法人として税理士事務所の法人化を認める制度です。従来、個人の税理士にしか認められなかった税理士資格が法人にも認められ、組織的に税理士業務が行えるようになりました。支店開業が認められたので全国展開もできます。これによって、税法の複雑化・高度化・国際化に対しても、より専門的・迅速・柔軟に、質の高いサービスを幅広い地域で提供できるため、活躍のフィールドはますます広がります。